【日本小児保健協会メールマガジン】Vol.62(2018/7/20)
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◆◇ 公益社団法人 日本小児保健協会メールマガジン
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Vol.62
2018年(平成30年)7月20日
■2018年7月17日に愛知県において小学1年生の児童が熱中症によって死亡するという痛ましい事故が発生しました。今後7月下旬にかけて西日本と東日本で高温が続く恐れがあることから、文部科学省から改めて「熱中症事故の予防」について事務連絡がありました。
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■インフォメーション
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■「熱中症事故の防止について」
以下の点について周知徹底を図り、熱中症事故防止に万全の対策を講じるようにお願いします。(文部科学省初等中等教育局健康教育・食育課)
1.気象庁が発表する情報や環境省熱中症予防情報サイト上の暑さ指数等の情報に十分留意し、気温・湿度などの環境条件に配慮した活動を実施すること。その際、活動の中止や、延期、見直し等柔軟に対応を検討すること。
2.活動前、活動中、終了後にこまめに水分や塩分を補給し、休憩を取るとともに、児童生徒等への健康視察など健康管理を徹底すること。
3.熱中症の疑いのある症状が見られた場合には、早期に水分・塩分補給、体温の冷却、病院への搬送等、適切な応急手当等を実施すること。
4.学校の管理下における熱中症事故は、運動部活動以外の部活動や、屋内での授業中においても発生しており、また、体がまだ暑さに慣れていない時期、それほど高くない気温(25~30°C)でも湿度等その他の条件により発生していることに留意すること。
また、夏季休業中は、部活動や校外活動等の学校における教育活動のほか、児童生徒等のみで活動する機会が増えることや、さらに2018年7月豪雨の被災地では、気温が上昇している中での復旧作業や生活環境の変化等により熱中症にかかる可能性が高まることを踏まえ、安全管理のみならず、児童生徒等への指導も含めて適切な対応をお願いします。
(参考資料)
環境省熱中症予防情報サイト
環境省「熱中症環境保健マニュアル 2018」