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2024.06.24
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我が国の小児肥満・肥満症に対する診療実態解明のためのアンケート調査結果について

 COVID-19パンデミックの頃から、我が国の肥満小児の出現頻度は再び増加に転じ、肥満に伴う健康障害を有する小児肥満症の増加や、健康障害の重症化が問題になっています。小児肥満に対しては、日本肥満学会や四者協栄養委員会から小児肥満症診療ガイドラインや、幼児肥満ガイドなど様々な有益な書籍や文献が公開されておりますが、それらの認知度や診療実態などが明らかにされておりませんでした。更に、小児肥満予防のための健康教育や小児肥満症を抽出するための小児生活習慣病予防健診の法定化/標準化は未だ行われておりません。

 

 諸外国では、高度肥満小児は専門施設に紹介し治療や指導を行うシステムが構築されており、難治性肥満小児対する薬物療法や外科療法なども選択可能ですが、我が国では従来の食事運動行動療法以外はほとんど行われておらず、今後はこれらの治療法に対する議論が必要となってまいります。

 

 このような背景から、日本小児保健協会 栄養委員会では、実際に小児肥満に対する治療や指導に関わった会員を対象に「我が国の小児肥満・肥満症に対する診療実態解明のためのアンケート調査」を行い、極めて有益な情報を得ることができました。アンケート調査結果について、小児肥満・肥満症に対する診療や指導内容の向上に役立てていただくためにご活用ください。(日本小児保健協会 栄養委員会)

 

PDF:我が国の小児肥満・肥満症に対する診療実態アンケート調査-HP掲載用-最終版