2024.06.03
お知らせ
小児科と小児歯科の保健検討委員会作成「公的健康診査での保護者に寄り添う子育て支援」のダウンロード用PDFの掲載について
小児科と小児歯科の保健検討委員会では、子どもの保健の課題について、小児科と小児歯科の間で考え方や対応が統一されておらず互いに齟齬が生じている部分があることを共通認識し、これらを調整あるいは是正した統一的な考え方、もしくは見解を小児保健関係者に提言する活動を行ってきた。
今回の検討テーマ「公的健康診査での保護者に寄り添う子育て支援」では、社会情勢と共に変化する親子関係を念頭に、公的健康診査(以下、健診という)の場における評価や事後のフォローについて、保護者に寄り添う視点でこれを見直し、健やかな子育てを支援すべく保健関係者に提言することとした。地域の保健センターでは、健診後に保健師や看護師、歯科衛生士等の行政保健関係者が事後カンファレンスを行っているが、医師および歯科医師はこれに積極的に関わっていない実情がある。そこで、医師および歯科医師の視点での注意や評価の仕方をまとめ、育てにくい子どもや子育てが苦手な保護者に寄り添う形で活用できることを意図し、支援する際や事後カンファレンスでの討議資料となることを願って提供することとした。なお、このような資料は、子どもの虐待の予防にも活用できるものと思料される。当委員会により、情報を共有して欲しいことなどをまとめ、行政保健関係者である保健師や看護師、歯科衛生士等に対して保護者に分かりやすい表現で発信し、子どもの健やかな育ちに寄与する提言としたい。(日本小児医療保健協議会(四者協)合同委員会「小児科と小児歯科の保健検討委員会」)