2023.10.06
お知らせ
「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」において、妊婦の妊娠中期における血中金属元素ばく露と子どものアレルギー疾患発症の頻度との関連に関する論文が発表されました。(環境省)
「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」では、特に「環境中の化学物質が子どもの健康に影響を与えているのではないか」という仮説に基づき研究を進めています。本研究ではエコチル調査の94,794組の親子のデータを用い、妊婦の妊娠中期における血中金属元素ばく露と子どものアレルギー疾患発症の頻度との関連について解析しました。母親の血中セレン濃度は、子どものアトピー性皮膚炎、食物アレルギー、アレルギー性鼻炎、およびいずれかのアレルギー疾患のリスク減少との間に負の関連を示しました。一方で、血中水銀とマンガン濃度は子どものアレルギー疾患の発症頻度と関連を認めませんでした。(環境省)
<公開論文>
Junji Miyazaki, et al. Prenatal exposure to selenium, mercury, and manganese during pregnancy and allergic diseases in early childhood: the Japan Environment and Children’s study.
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詳細はエコチル調査ホームぺージをご覧ください。
本件に関する問い合わせ先:
環境省 大臣官房 環境保健部
環境安全課 環境リスク評価室
TEL:03-3581-3351(内線6343)
E-mail:ECO-CHILD@env.go.jp