公益社団法人 日本小児保健協会

協会活動助成

(更新:13.5.20)

平成24年 協会活動助成授賞報告

公益社団法人 日本小児保健協会
協会活動担当 理事 大西 文子


 平成15年度より小児保健協会活動の一環として設けられた研究助成、実践活動助成の各選考委員会の審議を経て決定しましたので報告致します。
 研究助成は、平成24年8月2日に選考委員会(委員長:前田美穂)が開催され、平成23年度本協会機関誌『小児保健研究』に掲載された論文の中から、委員が事前に推薦した71編について慎重に審議した結果、代表者「岡光基子氏」と代表者「滝川国芳氏」に決定しました。
 実践活動助成は、平成24年8月2日に選考委員会(委員長:山崎 嘉久)が開催され、2支部団体より応募のあった活動内容について審議した結果、活動名「在宅療養児支援たんぽぽネットワーク」、代表者「三沢あき子 氏」(京都府小児保健協会)の団体、活動名「Warm Heart Project HIROSHIMA」、代表者「七木田 方美 氏」(広島県小児保健協会)の2団体に 決定しました。
 

第9回研究助成
 ○岡光 基子(東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科、研究職/看護職)
  廣瀬 たい子(東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科、研究職/看護職)
  寺本 妙子(東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科、研究職)
  大森 貴秀(慶応義塾大学文学部、研究職)
  草薙 美穂(天使大学看護栄養学部、研究職/看護職)
  鈴木 香代子(前 豊橋市役所、保健師)
  河村 秋(東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科、大学院生/看護職)

「日本語版NCAFSの開発および信頼性に関する検討」

推薦理由
 育児支援の実践面で活用できるアセスメントツールの開発研究である。今後わが国におけるこの分野の研究及び実践に、重要な役割を果たすとともに小児保健の充実に多大な寄与があると考えられ、本助成賞にふさわしいとの結論に至った。

 ○滝川 国芳(国立特別支援教育総合研究所教育支援部、研究職)
  西牧 謙吾(国立特別支援教育総合研究所教育研修・事業部、研究職/医師)
  植木田 潤(国立特別支援教育総合研究所教育相談部、研究職/臨床心理士)

「日本の病弱・身体虚弱教育における特別支援教育体制の現状と課題」
-全国都道府県・政令指定都市を対象とした全数調査から-

推薦理由
 医療と教育との連携領域における重要なシステムである特別支援教育体制を明らかにした研究である。医療者と教育者の連携は小児保健の重要な一分野であり、本研究はこの分野における今後の方向性を示唆し、小児保健の水準向上に寄与するものであると考えられ、本助成賞にふさわしいと結論した。

(文責:前田美穂)

 
第10回実践活動助成
1.京都府小児保健協会 三沢 あき子 氏(京都府山城北保健所)
活動名「在宅療養児支援たんぽぽネットワーク

推薦理由: 超早産児や重症新生児の救命率の改善に伴い、医療的ケアを必要とする在宅療養児が増加している。この活動は、多機関連携チームによる在宅療養児の効果的な支援を目的として平成17年から継続されている。周産期医療機関の小児科医・看護師・医療ソーシャルワーカー、地域の医師会や小児科医会、保健所・保健センターの保健師、訪問看護施設や短期入所施設・療育施設の職員など医療・保健・福祉に関わる多機関の協働・連携が十分に認められる活動である。医療的ケアを必要とする子どもたちが家族とともに安心して生活できる地域づくりの実践活動モデルとして、他地域への波及効果も期待される点も高く評価することができた。

2.広島県小児保健協会 七木田 方美 氏(比治山大学短期大学部)
活動名「Warm Heart Project HIROSHIMA

推薦理由:発達障害に対する地域での支援に取り組んだ活動である。特に乳幼児期の支援について親子をひとつのユニットと捉え、支援のために異なる職種(医師、保健師、看護師、心理士、保育士、教師、子育て当事者など)が、それぞれの特性を生かし合いながら協力する構成をとっている。また、中学生から高齢者までさまざまな世代を巻き込んだ展開を目指している。このような点は健やか親子21の目標とも一致しており高く評価できる。本活動が継続して運営されることで、広島県の障害を持つ乳幼児のいる家庭を含む「すべての親子を支える」という意識の醸成に貢献できる可能性がある。

(文責:山崎 嘉久)


平成24年度小児保健協会活動助成選考委員会

○ 研究助成選考委員会
委員長: 前田 美穂
委 員: 山縣 然太朗、堀田 法子、上別府 圭子、後藤 ひとみ
(協会活動担当理事)大西文子

○ 実践活動選考委員会
委員長: 山崎 嘉久
委 員: 原 光彦、三宅 捷太、堤 ちはる、白石 淑江
(協会活動担当理事)大西文子